課題名 | 浅海砂浜域における主要ベントスの物質循環に果たす役割の解明(18) |
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課題番号 | 1999006052 |
研究機関名 |
日本海区水産研究所(日水研) |
研究分担 |
水産業研究・海区産業研資源培養研 |
研究期間 | 完H06~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 新潟近郊の沿岸砂浜底に優占するハスノハカシパン(棘皮動物ウニ類)について物質循環における役割をC、N元素に着目し調査をした。調査海域の水深4~6m付近では本種の高密度分布域が周年形成され、生体からは1日平均15mgN/平方mの窒素が排泄されるが、海域は強度の貧栄養状態のため本種は近底層水中への窒素回帰に重要な位置を占めると考えられた。また生体中の有機態C、N量は約20gC/平方m、4gN/平方mであり、さらに殻質部には炭酸カルシウムに換算して40gC/平方mに達する炭素が固定されているが、海域の炭酸ガスを含む炭素循環への寄与についてはさらに詳細な研究が必要である。 |
カテゴリ | 炭素循環 評価法 |