課題名 | 水田における湿地性鳥類の多様性とその評価手法の確立(273) |
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課題番号 | 1999000291 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
病害虫防除・鳥害研 |
研究期間 | 継H08~H12 |
年度 | 1999 |
摘要 | 茨城県南部において圃場整備によってコンクリート3面張りの排水路となっている水田と土排水路のままの水田を、調査Aでは各6ヵ所ずつ、調査Bでは19ヶ所と10ヶ所選び、サギ類の個体数を繰り返しカウントした。調査Aではサギの餌となる動物を捕獲、計量した。水生動物が主食のチュウサギの数はコンクリート排水路の水田で少なかったのに対し、陸生動物が主食のアマサギでは差がなかった。オタマジャクシを除く水生動物の現存量は、コンクリート排水路の水田では土排水路の水田の半分に満たなかったが、陸生動物では差がなかった。これまでの圃場整備は、水生動物の減少を通じてチュウサギの減少を招いていると考えられた。 |
カテゴリ | 病害虫 あま 水田 |