課題名 | 食品の抗酸化機能の評価と解明に関する研究(34) |
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課題番号 | 1999004152 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研) |
研究分担 |
分析評価・状態分析研 |
研究期間 | 継H09~H11 |
年度 | 1999 |
摘要 | 各種食品の抗酸化成分の量、調理損耗、体内摂取を調査し、実際にどの程度体内で利用されているかを明らかにすることが本研究の目的である。10年度はシュンギクの3種の抗酸化成分の品種間差と調理損耗の分析をまとめて報告した。さらにクロロゲン酸の体内動態をモデル実験で調べた。人工消化液を用いて試験したところ約7割の残存率が得られたので、ラットを用いた投与試験を行ったところ、経口投与では血漿中に未変化のクロロゲン酸は検出されなかったが、静脈注射では投与後の血中のクロロゲン酸濃度は急速に低下することを確認した。クロロゲン酸以外の抗酸化成分についても体内動態を調べる予定である。またオリーブの抗酸化成分3,4-ジハイドロキシフェニルエタノール(DPE)をラットに経口投与し、GC-MSで血中濃度を測定した。その結果、最大に達するのは投与後10分であり、DPEの代謝が非常に速いことが判明した。さらに各種海藻類の抗酸化性をDPPH法により調べ、ヒジキに高い活性を見出した。その活性成分を単離し、フコキサンチンと同定した。 |
カテゴリ | オリーブ しゅんぎく 評価法 品種 |