課題名 | 農産物中のミネラル成分のスペクトル解析 |
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課題番号 | 1999004156 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研) |
研究分担 |
分析評価・状態分析研 |
研究期間 | 新H10~H13 |
年度 | 1999 |
摘要 | 本課題は、X線分析顕微鏡(XRF)や質量分析法(MS)を利用した、新規の手法によるミネラル分析法の確立を目的とする。XRFにより、キュウリの子室部周辺の褐変に関与する物質の解明を試みた。褐変部位と元素存在部位が一致するかどうか検討したが、測定条件による結果の変動により、直接的な因果関係を明らかにできなかった。一方、MSの高分解能測定では、微量で元素組成が算出できる。これにより、合成新規ゲルマニウム化合物の分子式が、C8H14GeO4S2であることを示した。絶対構造については、X線結晶解析により、5配位の2-(2-tert-butyl-5-oxo-1,3,2-oxathiagermolan-2-ylthio)acetic acidであることが確認され、食品に含有されるゲルマニウムの化学形態分析への道が拓かれた。 |
カテゴリ | きゅうり 評価法 |