課題名 | アレロパシー物質の構造解析とその合成(67) |
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課題番号 | 1999000763 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所(農環研) |
研究分担 |
環境生物・他感物質研(委託:京都大) |
研究期間 | 完H01~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 熱帯原産の水田雑草ナガボノウルシに含まれるアレロパシー物質を単離し、SZ1~10の化合物を得た。SZ1は新規環状チオールスルフィナートの(1s、3R、4R)-(+)-4-hydroxy-3-hydroxymethyl-1、2-dithiolane-1-oxide、SZ2~4はその異性体、SZ5~10は既知のセコイリドイド配糖体と同定した。SZ1~4は0.1~1.2mMの濃度でイネの芽生えの生育を50%阻害した。SZ3は10g/アールでノビエの生育を70%阻害し、コナギに奇形を発生させた。D-およびL-グルコースを出発物質として8工程を経て、SZ1~4の全合成に成功した。これらの環状チオスルフィナートは新しい除草剤のリード化合物になる可能性が示唆された。 |
カテゴリ | 病害虫 アレロパシー物質 雑草 除草剤 水田 |