窒素肥料・有機物の施用が大気・水環境に及ぼす影響の評価(152)

課題名 窒素肥料・有機物の施用が大気・水環境に及ぼす影響の評価(152)
課題番号 1999000864
研究機関名 農業環境技術研究所(農環研)
研究分担 環境管理・影響調査研
研究期間 継H09~H15
年度 1999
摘要 有機質肥料を施用した畑土壌からの亜酸化窒素(N2O)と一酸化窒素(NO)の発生量を明らかにするために、当研究所の温室効果ガス発生抑制施設において、チンゲンサイを栽培し、2種類の有機質肥料(発酵鶏糞(ケイフン区)と発酵豚糞(トンプン区))と化学肥料(尿素区)を施用した黒ボク土畑土壌からのN2OとNOのフラックスを10年5月下旬から8月末日まで、自動連続測定した。その結果、調査期間中のN2O-NとNO-Nの総発生量は、尿素区>ケイフン区>トンプン区の順であり、それぞれ施肥窒素総量の1.2、1.0、0.4%であり、ふん尿肥料のほうが多かった。尿素区は、NO-Nの総発生量のほうがN2O-Nよりも多く、9年までの結果と同じであったが、ケイフン区とトンプン区では、NO-Nの総発生量はN2O-Nのそれぞれ0.1倍と0.4倍で、N2O-Nのほうが多かった。これらから、有機質肥料からのN2OのNOの発生は、化学肥料と質的に異なることがわかった。
カテゴリ 土づくり 肥料 施肥 チンゲンサイ

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