課題名 | 鶏の心膜水腫症候群の原因究明 |
---|---|
課題番号 | 1999003993 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場(家衛試) |
研究分担 |
ウイルス病病態・感染病理研発病機構研非感染病研(主研) |
研究期間 | 新H11~H12 |
年度 | 1999 |
摘要 | 1987年パキスタンにおいてブロイラ-鶏に高い死亡率を示すHydropericardium Syndrome(心膜水腫症候群)と呼ばれる新しい疾病が大流行した。本疾病はその呼び名のとおり、心膜水の顕著な貯留を特徴とする疾病で、その死亡率は60~70%に達した。罹患鶏の肝臓から鶏アデノウイルス(FAV)が分離されているが、その病原性は不明である。 その後、パキスタンのみならず、インド、イラク、ロシア、メキシコ、エクアドルなどで発生がみられた。我が国でも、最近ブロイラ-種鶏およびブロイラーヒナに本病が発生し、その存在が確認された。我が国でもパキスタンのような大流行が懸念されることから、早急に本病の原因究明および予防対策を検討する必要がある。 |
カテゴリ | 病害虫 診断技術 鶏 防除 |