課題名 | サケ科魚類の異種集団の同所性の解明と制御(102) |
---|---|
課題番号 | 1999006282 |
研究機関名 |
養殖研究所(養殖研) |
研究分担 |
日光・育種研 |
研究期間 | 完H08~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 環境と調和したサケ科魚類の増養殖の推進に資するため、成長・生残に関わる種固有の環境適応能および種間相互作用の解明を目的とした。サケ・マス類複数種が同一時空間で共存できるしくみを生息環境への適応の仕方の違いおよび種固有の獲得エネルギーの利用形態の違いから明らかにした。また、同系群の仲間の存在を認知する上で、嗅覚が重要な役割を果たしていることを行動学的に明らかにした。本研究は、複数種が共存する自然水域における効率的な資源培養を推進するとともに、環境への負荷軽減が期待される混養殖の展開を図る上で有用な基礎的情報を提供した。今後、種間相互作用に関わる知見をさらに積み重ね、より効果的な魚類育成技術の向上に繋げていく必要がある。 |
カテゴリ | 環境制御 飼育技術 |