課題名 | 食物中の抗アレルギー成分の解明(53) |
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課題番号 | 1999003198 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
作物開発・品質評価研 |
研究期間 | 完H05~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | アラキドン酸のリポキシゲナーゼの阻害物質はアレルギーの予防・改善に有効であることから、約100種類の食物について評価を行い、阻害活性の強いオリーブ、エゴマなどについては活性成分を明らかにしてきた。10年度はオリーブに含まれるヒドロキシチロソールの吸収性を検討した。ラットに経口投与後、経時的に血中濃度を測定すると2分で検出され10分で最高濃度となり、それ以降は濃度が低下した。一方、アラキドン酸を代謝するもうひとつの酵素であるシクロオキシゲナーゼを阻害する食物成分はリポキシゲナーゼの代謝産物を上昇させることが認められ、いわゆるアスピリン喘息との関連からさらに検討を要するものと思われた。これらの成果を関連学会で報告し、国公立試験研究機関に受け渡す。 |
カテゴリ | えごま オリーブ 機能性 |