課題名 | 寒冷地直播における出芽機能向上要因の解明(33) |
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課題番号 | 1999002553 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・栽培生理研 |
研究期間 | 継H10~H14 |
年度 | 1999 |
摘要 | 寒冷地直播栽培における出芽・苗立ち安定化技術を確立する目的で、出芽の良否に及ぼす種子の予措条件、播種後の圃場管理条件の影響を検討した。播種後の落水管理については、播種後10日以上落水条件で管理した場合に有意な苗立ち率の向上が得られた。落水管理条件下では、種子粉衣剤の量が乾籾等量でも倍量の場合と苗立ち率に有意な差がなかった。比重1.13から1.17の範囲で選別された種子と1.17から1.21の範囲で選ばれた種子とで出芽・苗立ちを比較したところ、1.17以上の比重を有する種子がより高い苗立ち率を示した。比重1.17以上の充実した良好な種子を対象に比較した場合においても、強勢穎果と弱勢穎果との間には出芽能の違いがみられ、強勢穎果で苗立ち率が高かった。胚のショ糖含量も強勢穎果で高い傾向を示した。 |
カテゴリ | 直播栽培 水田 播種 圃場管理 水管理 |