課題名 | 地域・土壌条件を組み込んだ施肥管理技術の改善による安定多収技術の確立(35) |
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課題番号 | 1999002555 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田土壌研 |
研究期間 | 継H10~H14 |
年度 | 1999 |
摘要 | 複粒化種子による直播栽培の初期生育安定化のための土壌環境条件を明らかにするため、土壌溶液が採水できるポリ容器に複粒化種子を播種し、人工気象室(20℃11時間蛍光灯照明、15℃13時間暗所)で栽培した。1ヶ月後の生育量は単粒カルパー粉衣・わら無添加が最も良く、次いでわらの有無に関係なく、複粒カルパー粉衣>単粒無カルパー>複粒無カルパーの順となった。わら添加条件での単粒カルパー粉衣は効果が認められず、無カルパーと同程度の生育量にとどまった。生成した主要な有機酸は酢酸と酪酸で、酢酸は12日目、酪酸は6日目にピークに達し、アンモニア態窒素は21日目、二価鉄は18日目にピークとなった。カルパー粉衣により酢酸の生成量、二価鉄の濃度が、稲わら添加によりアンモニア態窒素濃度が低く抑えられた。 |
カテゴリ | 安定多収技術 管理技術 直播栽培 水田 施肥 土壌環境 播種 |