課題名 | 根こぶ病に対する土壌診断技術・耕種的防除技術の確立(64) |
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課題番号 | 1999002578 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
総合研究・総研3 |
研究期間 | 継H10~H14 |
年度 | 1999 |
摘要 | 難防除土壌病害である根こぶ病に対する環境保全的な防除技術の開発とそのシステム化を図ることを目的としてセル成型苗の有効利用法について検討を行った。その結果、土壌中の根こぶ病菌密度がやや低い場合では、セル成型苗は直播に比べ発病度が低下した。苦土石灰処理区やネビジン処理区ではセル成型苗区とほぼ同程度の発病度であった。セル成型苗に用いる土壌についてみると発病助長的な普通黒ボク土区では直播区と同程度の発病度であったが、発病抑止的な淡色黒ボク土区では発病抑制効果がみられた。菌密度が高い場合ではいずれの区でも直播よりは発病度が幾分低かったが、抑制効果は低下した。以上の結果から高菌密度では低濃度の苦土石灰やネビジンの培土への混合区では発病抑制はみられなかったが、抑止土壌での有効利用の可能性が認められた。 |
カテゴリ | 病害虫 水田 中山間地域 土壌診断 農薬 防除 野菜栽培 |