課題名 | ストレス耐性品種の育成(162) |
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課題番号 | 1999002691 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
作物開発・大豆育種研 |
研究期間 | 完H08~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 大豆生産の省力化のため、コンバイン収穫適性の効果的な選抜手法を明らかにしようとした。その結果、耐倒伏性が強い品種は無培土栽培での地上部自重モ-メント/押倒し抵抗モ-メント比が小さく、この比を測定することで、倒伏程度によらずに耐倒伏性を判定することが可能であった。測定時期としては、7月中旬から8月中旬が適期であった。また、無培土密植栽培は耐倒伏性の簡易検定法の1つとして有効と考えられるが、密植で草型が変わるため、標準密度栽培での倒伏性とは一致しない場合もあった。今後の問題点として、押倒し抵抗による倒伏抵抗性の検定精度向上を図り、遺伝様式を解明して個体選抜の可能性の検討を行う必要がある。その上で、高度な機械収穫適性を備えた良質多収系統の育成を進めることが必要である。この課題は「転作作物」プロジェクトに引き継がれる。 |
カテゴリ | 育種 簡易検定法 省力化 大豆 抵抗性 品種 |