課題名 |
REMI法によるキャベツ萎黄病菌の変異株のスクリーニングと形質転換ベクター挿入部位の解析(189) |
課題番号 |
1999002733 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試)
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研究分担 |
畑地利用・畑病虫研
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研究期間 |
単H10~H10 |
年度 |
1999 |
摘要 |
有効な生物的防除資材を開発するために、REMI法で得られた植物病原菌の病原性変異株を解析して病原性等を解明した。その結果、キャベツ萎黄病菌のプロトプラストからREMI法により約500菌株のハイグロマイシン耐性の形質転換株が得られ、病原性検定試験によりその中の2菌株が病原性の欠損した変異株であった。変異株はpCSN43が1コピー挿入された理論通りのREMI様式であり、タギングされている遺伝子は、塩基配列及び推定されるアミノ酸レベルでのホモロジー検索の結果、aspartic proteinaseをコードした遺伝子であると考えられ、このaspartic proteinaseが病原性に関与していると推測した。成果は、日本植物病理学会誌及び日本農薬学会誌で公表した。残された問題点として、病原性遺伝子の特定及び病害防除への活用がある。
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カテゴリ |
病害虫
萎黄病
害虫
キャベツ
生物的防除
農薬
防除
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