課題名 |
疑似圃場条件下におけるトビムシ類の野菜苗立枯れ発病抑制(193) |
課題番号 |
1999002736 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試)
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研究分担 |
畑地利用・畑土壌研(上席)
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研究期間 |
完H08~H10 |
年度 |
1999 |
摘要 |
温室内の疑似圃場枠(7.3■)を用い、トビムシ(Folsomia hidakana)による苗立枯れ症抑制効果を検定した。作物はハクサイ、キャベツを用い、温室内は昼間25℃、夜間20℃、湿度70%に制御した。人工的に作成したRhizoctonia solani (AG-4)汚染土壌区では未発芽、罹病苗が多く、健全な苗は10%未満だったのに対し、R. solani汚染土壌にトビムシ125,000個体/■(概算値)を導入した区では全播種数の80%以上が健全に生育し、R. solani非汚染土壌区とほぼ同じであった。以上の結果より、一定条件下での露地育苗においても抑制効果が期待できると推察された。これらの成果は、11年度に成果情報として公表する予定。今後、本成果は10年度に開始したプロジェクト課題で活用し、トビムシ類の利用によるアブラナ科野菜の苗立ち枯れ症防除技術の実用化を目指す。
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カテゴリ |
病害虫
あぶらな
育苗
キャベツ
はくさい
播種
防除
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