課題名 | リン酸節減のための作物養分過多ストレス発現及び耐性付与に関する基礎的研究(206) |
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課題番号 | 1999002748 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
総合研究畑地利用・作付体系研総研3畑栽生理研 |
研究期間 | 単H10~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | リン酸の減肥技術として効果の高い定植前施肥では高濃度障害が発生することがあり、その回避技術を開発するためには障害発生機構を明らかにする必要がある。高濃度のリン酸は、他の塩類障害に比べ光合成機能に対する阻害作用が大きく、■気孔の閉鎖に伴う葉肉内二酸化炭素濃度の低下、■カルビンサイクルの活性低下、■過剰の還元力及びATPの蓄積に伴う電子伝達速度の低下とノンフォトケミカルクエンチングの増大、■活性酸素消去酵素(SOD、APX)の活性低下に伴うWater-Waterサイクルの機能低下、■過剰な還元力によるPS■の破壊という順に進行するものと考えられた。今後はクロロシス等の可視障害の発生過程について、経常研究「畑作物の過剰栄養耐性機構の解明」において研究を継続する。成果は日本植物生理学会で発表した。 |
カテゴリ | 加工 栽培技術 植物生理 施肥 |