課題名 |
イネいもち病広域発生予察システムのための水稲群落濡れ時間推定モデルの開発(302) |
課題番号 |
1999002838 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試)
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研究分担 |
総合研究地域基盤・気象制御研総研4病害生態研
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研究期間 |
単H10~H10 |
年度 |
1999 |
摘要 |
イネいもち病は、夜間にイネが長時間濡れると病原菌胞子が侵入・感染する。濡れ時間が把握できると防除適期が予測できるため、水田の熱収支気象物理モデルを構築し、これからAMeDAS気象要素で濡れ時間を推定するモデルに発展させた。気象物理モデルは大気-イネ群落(単層)-地表面の熱収支と田面水-土壌の熱輸送モデルからなり、組込んだ過程は気孔抵抗、結露、結露水流下、蒸発、蒸散で、このモデルで無降雨夜間の濡れ時間が推定できた。ここで説明される結露生成機構から、日没直後と夜間最低気温の較差が4℃以上、その間の風力が2以下では無降雨でも結露が生じると判定され、AMeDAS気象要素のみでもかなり正確に濡れ時間が推定できると考えられた。本成果は11年度から開始される「持続的農業」の課題等に利用する。
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カテゴリ |
病害虫
いもち病
害虫
管理技術
水田
水稲
防除
輸送
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