課題名 |
ジャガイモそうか病の抵抗性品種利用法の解明(289) |
課題番号 |
277 |
研究機関名 |
北海道農業試験場
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研究分担 |
生産環境・病害研
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研究期間 |
完10~12(11) |
年度 |
2000 |
摘要 |
主要栽培品種「男爵薯」などにおいて健苗育成した紙筒苗を移植栽培すると、そうか病菌に対して感受性の高い初期の未熟塊茎が紙筒により隔離され、その後は塊茎の肥大に伴ない抵抗力が増加するため、発病を回避できることを明らかにした。また、紙筒移植栽培による作期の前進は、発病最適温度からの回避をも可能にすると示唆された。一方、抵抗性系統検定用素材を本病汚染土で紙筒育苗し圃場に移植栽培することで、汚染圃場を事前に造成する必要もなく、移植当年から抵抗性の簡易かつ高精度な圃場検定ができることを明らかにした。本研究は当初計画が達成されたので、11年度で完了とし、今後は紙筒移植栽培によるそうか病回避技術の実用化に向けて、プロジェクト研究「IPM」の実施課題である「圃場抵抗性・耕種的防除法・たねいもの機能水消毒を核とした疫病、そうか病の総合防除技術の確立」の中で研究を継続実施する。
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カテゴリ |
病害虫
育苗
害虫
寒地
総合防除技術
抵抗性
抵抗性品種
ばれいしょ
品種
防除
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