| 課題名 |
低湿地林の立地形成過程における堆積物中への炭素蓄積機能の評価(27) |
| 課題番号 |
26 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
森林環境・立地研
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| 研究期間 |
完8~12(11) |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
アジア・太平洋島嶼域の異った立地条件下に成立するマングローブ林において地下部蓄積炭素量およびその蓄積速度の見積もりを行った。その結果、ミクロネシア・ポンペイ島サンゴ礁型Rhizophora-Bruguiera林は過去2000年間に堆積した泥炭層深さ2mまでに約1300t/haもの炭素を蓄積していた。タイ南西部小規模デルタ・エスチュアリ型林では深さ1mまでにRh林で約500t/ha、Rh-Xylocarupus林で390t/ha、Ceriops林で270t/haと森林型により炭素蓄積量が異なっていた。西表島小規模デルタ型林では約1000年前以降に形成された厚さ約1mの有機物層にRh林で500t/ha、Br林で220t/haとタイ南西部に匹敵する炭素蓄積であった。メコンデルタの大規模デルタ型林では深さ1mまでに約100年生Rh天然生林で330t/ha、1978年植栽Rh人工林で270t/haの炭素を蓄積していた。炭素蓄積速度は、ポンペイ島では海面上昇期は0.93t/ha・年で、海面低下期や安定期の0.55t/ha・年より高く、泥炭が堆積可能な速度以内での海面上昇期にはマングローブ林が炭素蓄積の場としての機能をより高度に発揮できることが明らかになった。Rh林の蓄積速度はどの立地においても高いことから、その林分成立段階において高度な炭素蓄積能力を発揮することが示唆された。
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| カテゴリ |
評価法
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