昆虫寄生線虫　Ｃｏｎｔｏｒｔｙｌｅｎｃｈｕｓ　ｇｅｎｉｔａｌｉｃｏｌａ　の感染様式の解明（１２１）

• 課題番号: 101
• 研究機関名: 森林総合研究所
• 研究分担: 森林生物・線虫研
• 研究期間: 継９～１２
• 年度: 2000
• 摘要: マツノマダラカミキリ成虫が産卵した材から、経時的に線虫を分離した。C. genitalicolaは、産卵の翌春の材からも分離された。この結果から、本線虫は野外で越冬可能であることが明らかになった。しかし、C. genitalicolaのマツノマダラカミキリへの感染は、主に当年秋までに生じた。各地産のマツノマダラカミキリに対するC. genitalicolaの寄生の有無を調べた。C. genitalicolaは、沖縄県平良市産のマツノマダラカミキリから検出された。この結果から、本線虫は、亜熱帯地域のマツノマダラカミキリに感染し、同地域で生息可能であることが明らかになった。
• カテゴリ: 亜熱帯 管理技術