冬虫夏草類の人工生産技術の開発(150)

課題名 冬虫夏草類の人工生産技術の開発(150)
課題番号 126
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林生物・昆虫病理研
研究期間 完5~7~(11)
年度 2000
摘要 冬虫夏草類を安価に供給するために、冬虫夏草類の1種であるサナギタケの子実体形成方法の検討を行った。サナギタケの培養物を、人用ツベルクリン注射器を用いて昆虫に接種することにより、経験のない人でも可能な、虫への菌の接種方法が開発された。同時に、子実体形成諸条件も解明された。これらを合わせ、簡便にサナギタケの子実体を形成させる技術が確立した。サナギタケは、野外では年1回の発生であるが、この方法により通年生産可能となった。この成果は特許申請中である。サナギタケの有性生殖の様式を調査するために、単子嚢胞子、単分生子由来の培養菌株を蛹に接種した。どちらの場合からも子実体が形成され、この菌は交配なしに子実体形成ができることが示唆された。サナギタケの子実体を野外で形成させるために、塩化ビニルのパイプを林床に打ち込み、その中に蛹、または蛹と培養菌株を埋め込んだ。しかし、子実体の出現率は低く、しかも蛹が捕食される率が非常に高く、実用的ではないと考えられた。虫を使わずに培地から子実体を形成させる方法を検討した。その結果、蔗糖を含む高蛋白の液体培地で、比較的高温条件で静置培養した場合に子実体の形成が認められる場合があった。
カテゴリ 管理技術 くり

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