| 課題名 | 陸産貝類の減少要因の解明と保護手法の開発(167) |
|---|---|
| 課題番号 | 139 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所 |
| 研究分担 |
森林生物・昆虫管理研 森林生物・昆虫病理研 森林生物・化学制御 |
| 研究期間 | 完7~11 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 小笠原諸島には約100種の固有陸産貝類が生息しているが、その約半数が既に絶滅するなど、危機的な状況にある。そこで、森林生態系復元の一部として、減少要因の解明と、それに基づく保護指針の作成を行った。(1)戦後散布されたと言われるDDTが減少要因であるという仮説に関しては、ECD検出器付きガスクロマトグラフィーで貝殻および土壌を測定したところ、全く検出されなかった。現在は、少なくとも問題がないと考える。(2)森林伐採との関係では、森林の状態とカタマイマイ類の分布は一致しなかった。戦前に行われた森林の農地化の影響はあったとしても、現在の分布をそれのみで説明することは難しい。それ以外の原因も作用している。(3)寄生生物はいくつか発見されたが、個体群への影響の有無は不明であった。(4)捕食性天敵では、陸産プラナリアのうち、いくつかの種類が小型の貝を食べることが分かった。プラナリアの多い場所では、小型種はもちろん、大型種(カタマイマイ類)でも幼貝のうちに捕食され、個体群の存続は難しいことがわかった。また、固有種が多く生き残っている場所では、これらプラナリア類は発見できなかった。プラナリア類は固有種の重要な減少要因の一つであることがわかった。(5)天敵類が重要な減少要因であるため、天敵類の移入を防ぐことが陸産貝類の保護につながることを提言した。 |
| カテゴリ | 管理技術 |