| 課題名 |
チョウを指標とした二次林の森林生物保全場所としての評価(172) |
| 課題番号 |
143 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
森林生物・昆虫管理研
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| 研究期間 |
完10~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
チョウ類の二次林伐採後の回復過程を明らかにするために、小川学術参考林と周辺地域に11のサイトを設けて種・個体数構成を調査した。3年間の調査によって全サイトで84種が確認された。本研究の結果は以下のように要約される。伐採地や若い二次林には全体の種数は多く、草原性種の一時的な避難場所としても評価できるが、原生林性種は古い二次林や成熟した原生林に多く、また自然草原性種がそのような環境をほとんど利用できない。伐採地は3年ほどで草原性種の生息地として適当ではなくなり、二次林は少なくとも50年程度を経なければ原生林に近い状態にはならない。もし地域としてできる限り多くの種数を保とうとするならば、少なくとも草原、若い二次林、高齢の二次林が同時に存在していなければならない。今後、森林性種を温存するためには、40~50年生以上の広葉樹林は伐採せず、原生林に近い状態に導くことが必要である。また草原性種の生息地を確保するためには、2~3年ごとの短い周期で同じ場所の伐採を繰り返すか、場合によっては伐採時の林道(作業道)をなるべく広く確保し、草原状態が部分的にせよ長期間維持されるように配慮する必要がある。
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| カテゴリ |
管理技術
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