熱帯地域の広域にわたる植生の変動に関する研究(264)

課題名 熱帯地域の広域にわたる植生の変動に関する研究(264)
課題番号 216
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 企画調整・環境チーム
林業経営・探査研
研究期間 完2~11
年度 2000
摘要 タイの森林地帯における季節変動と経年変動の特徴を考慮した広域森林調査法を衛星観測やGIS技術、GPS技術等を用いて開発し、森林の変動の実態を把握した。熱帯季節林が発達するカンチャナブリ地域では、多時期のランドサットTMデータにより常緑樹と落葉樹の混交率が推定できた。また、森林植生の季節変動をタワーに設置した自動カメラで記録し、衛星観測データの照合データとすることができた。さらに、葉の水分含有状況を衛星データから推定する指数化法を開発し、水分環境区分図を作成した。マングローブ林を主体とするパンが湾地域では、マングローブの分布域を高精度に把握する手法として、FUZZY C Means法が最適であることを明らかにした。また、うっ閉度など、より詳細な変動把握には衛星データの画素ごとに植生、土壌、水の構成要素の情報が得られるパターン展開法が有効であることを示した。これらの経年的なデータ処理によって、パンガ湾では、近年、再び経年的な変動が著しく、エビの養殖に関わる森林の減少状況が顕著であることを明らかにした。山地常緑林が発達するチェンマイ地域において、衛星データで落葉林から常緑林への移行帯が標高700mから800mにあるなど、植生と地形の関係を明らかにした。また、地形の影響を補正した衛星データによる被覆物分類で、焼畑による二次林や草地の増加など、森林劣化の状況が明らかになった。(15-2-1)
カテゴリ 管理技術 季節変動 経営管理 GPS モニタリング リモートセンシング

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