課題名 | 木部細胞の形態形成に及ぼす樹木の水分状態の影響の解明(374) |
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課題番号 | 327 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
木材利用・組織研 企画調整・資源チーム |
研究期間 | 継10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 数日単位の短期間の水分欠損が木部細胞の形態形成に及ぼす影響について明らかにするため、人工気象室内で育てたスギを用いて、水分状態を経時的に計測しながら定期的に試料採取を行って灌水停止後の木部細胞の挙動を調べた。灌水停止後葉の圧ポテンシャルは低下し、灌水停止7日後、点灯時には約-2.0MPaに低下し、灌水再開まで大きな変化がなかった。分化中の木部細胞は、8、11日後に採取した試料では二次壁形成中の仮道管が数層にわたってつぶれていた。これらは、一度拡大した細胞が水分欠損の持続によって膨圧を維持できなくなったことによるもので、スギでは、その時の木部圧ポテンシャルは-2.0MPa程度であると推測された。 |
カテゴリ | 加工 |