生物劣化材の劣化部位・程度と残存強度の非破壊的評価(412)

課題名 生物劣化材の劣化部位・程度と残存強度の非破壊的評価(412)
課題番号 375
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 木材利用・材料研
木材利用・(科長)
木材化工・防腐研
(ショプロン大学)
生産技術・システム研
研究期間 完9~13(11)
年度 2000
摘要 木造構造物の維持管理を通じてその耐用性を延伸させるためには、構造物中における木質部材の、生物劣化を主とする劣化の部位および程度を検知し、その残存強度を把握する必要がある。本課題では、各種非破壊的方法を用いて、木材の劣化部位・程度の検知、およびその残存強度を推定することを目的とした。サ-モグラフィ法によって人工的内部欠陥を検知し、応力波伝播法によるヤング係数によって人工欠陥をもつ木材の残存強度を評価することができた。しかし、その適用範囲に限界があることも明らかになった。ニュ-ラルネットワ-ク・モデルによって、スギ腐朽材の残存強度を重回帰法より高精度に推定できることが示された。また、各種非破壊的方法を用いて、木製治山えん堤部材を調査した結果、劣化程度を評価するための今後の問題点を明らかにした。70年間建築物の基礎杭に使用されたベイマツ丸太の調査結果から心材率と残存強度との間に高い相関関係があることが明らかになった。本課題では、基礎的研究と実際の調査による検討を平行して実施した。その結果、基礎的研究では部材の劣化部位を判断することが可能となり、既存建築物の劣化部位およびその程度を判断する際、効果的な手法を選択するための基礎資料が得られた。しかし、実際の調査では多くの課題点が残された。よって、今後実用面に即した方法について検討する必要がある。
カテゴリ 加工

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