| 課題名 | 小笠原固有高木種の遺伝的多様性の解明(444) |
|---|---|
| 課題番号 | 408 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所 |
| 研究分担 |
北海道・遺伝研 生物機能・集団遺伝研 生物機能・生態遺伝研 |
| 研究期間 | 完7~11 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | オガサワラグワは小笠原諸島の高木湿性林の優占樹種であったが、明治以降の乱伐による激減と養蚕で導入したシマグワとの雑種による遺伝子汚染により、絶滅の危機に瀕している。本課題ではまず、純系オガサワラグワの保全・増殖計画の遺伝的な基盤情報を得るための研究を行った。1)父島・母島・弟島に残るオガサワラグワの分布と更新状況を調査し、近年の急速な衰退が観察された。天然性の実生・稚樹は発見されなかった。2)アロザイム・RAPDなどの遺伝マーカーによりオガサワラグワ、シマグワ及び雑種を識別する方法を開発した。3)弟島の成木は全個体が純系であると思われるが、父島の成木の73%、母島の成木の48%が雑種と判断された。4)母島では弟島の個体にはない対立遺伝子が検出され島嶼間の分化が推察された。5)母島のある成木より得られた種子では全てが雑種と判定され、シマグワに囲まれ高頻度で雑種化が進行している現状が示唆された。さらに、小笠原高木湿性林に固有なウドノキについて、アロザイム多型分析により集団内・集団間の遺伝的分化の程度を検討した。小集団化や遺伝的浮動による遺伝的な分化が示唆された。 |
| カテゴリ | 遺伝資源 うど カイコ |