課題名 | 遺伝子保存のための天然林調査-稀少樹種・ヤクタネゴヨウの繁殖実態と保全(447) |
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課題番号 | 409 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
生物機能・(科長) 生物機能・生態遺伝研 企画調整・(科長) |
研究期間 | 継10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 稀少樹種ヤクタネゴヨウの自然集団における繁殖の実態を明らかにするため、屋久島栗生地区の個体サイズと分布密度の異なる2つのプロットにおいて、種子生産に関わる開花・結実調査を行い、雌雄花の着生と種子の生産性の関連について検討した。その結果、雄花の着生量は個体サイズが大きいほど多くなり、また種子の生産性は分布密度が高まるほど大きくなる傾向が見られた。また球果あたりの種子数や充実種子率は個体により大きなバラツキがみられた。充実種子率の高い個体は近隣に雄花着生が良好な個体がある一方で、雄花着生の良好な個体は充実種子率が低く、自家受粉が行われやすいことが示唆された。 |
カテゴリ | 遺伝資源 受粉 繁殖性改善 |