課題名 | きのこ病原細菌の生理的特性の解析(507) |
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課題番号 | 464 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
生物機能・きのこ生研 |
研究期間 | 完6~8~(10)~(11) |
年度 | 2000 |
摘要 | Pseudomonas tolaasiiはヒラタケに変色腐敗症を引き起こすきのこ病原細菌である。本研究では、病気発生の3要素「宿主」・「寄主」・「環境」の特異的な相互作用を解明した。ここでは、ヒラタケ子実体という「寄主」・「環境」が、病原菌のrpoSやrtpA(pheN) といった病原性関与調節遺伝子に作用することが明らかになった。また、病原性毒素トラシンの生産には、ヒラタケ中にある糖類と病原菌の糖代謝経路および環境シグナル受容経路が強く関わっていることが明確になった。「環境」因子の一つとしてヒラタケに特異的に寄生するトラシン解毒細菌が見いだされ、この細菌との拮抗作用により発病の強弱が左右されることも明らかになった。 |
カテゴリ | 遺伝資源 |