課題名 | 微細環境が光合成・呼吸特性に与える影響の解明(532) |
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課題番号 | 483 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
北海道・樹木生理研 |
研究期間 | 継11~14 |
年度 | 2000 |
摘要 | ミズナラ,ハルニレ,ヤチダモ,シラカンバの苗を光条件を変えて育て,明るさが光合成に与える影響を調べた。光合成速度は庇陰区が低かったが,ミズナラでは処理間に有意差はなかった。光量子収率の指標となる光カーブの初期勾配は,ミズナラでは庇陰区が大きかったが,シラカンバでは逆に強光区が大きかった。シラカンバは強光区では光合成飽和光強度が著しく高く,光合成速度も最大であったが,庇陰区では逆にいずれも最低で,典型的な陽樹の性質を示した。光合成飽和光強度はシラカンバ,ハルニレ,ヤチダモでは庇陰によって著しく低下し,陰葉の特性を示したが,ミズナラではほとんど違いがなく,他の3樹種と比べ光環境の影響をあまり受けないと考えられる。 |
カテゴリ | 管理技術 光条件 |