| 課題名 |
多・豪雪地帯の森林の維持機構と修復過程の解明(615) |
| 課題番号 |
547 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
東北・多雪研
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| 研究期間 |
完7~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
多・豪雪地帯では雪害により造林木が消失し,成林しない場合が多い。しかし,開いた空間は広葉樹の混入により修復され,様々な針広混交林が形成されつつある。そこで,このような森林の構成木の消長過程や積雪に対する反応を調査した。針広混交林の主要樹種である常緑樹のスギと落葉樹のブナについて,積雪から受ける影響を一冬期の樹幹変形の推移から分析した。スギはブナに比べ,積雪初期から積雪深の増減による樹幹の変形量が大きかった。このことから常緑樹のスギは雪圧だけではなく,積雪初期の冠雪の影響も大きいことがわかった。また,スギもブナも傾幹幅の大きい場合の変形量が大きくなり,樹幹の変形は樹幹の形に影響され易いことが分かった。針広混交林の構成木全体の生存率は,林齢が低いほど低い値で推移した。また,どの林齢でも直径が細いほど生存率は低かった。主要な樹種の生存率は,ブナではどの林齢でもスギと同様に生存率が高かった。しかし,ミズナラは,高い林齢ではスギやブナと同等であったが,低い林齢ではこれらよりも生存率がかなり低かった。そこで,初期段階において生存率の低いミズナラについて光環境に対する反応を調べた。光環境は肥大成長に対して線形要因として働くが,上長成長に対しては両性要因として働くことが分かった。また,相対照度3.5%で上長成長率が1となり,生存可能な照度は3.5%以上と推定された。
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| カテゴリ |
管理技術
経営管理
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