課題名 | 森林の成立と更新期間短縮に及ぼす放牧インパクトの評価(660) |
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課題番号 | 591 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
東北・(部長) 東北・更新研 東北・育林研 東北・土壌研 |
研究期間 | 継9~13 |
年度 | 2000 |
摘要 | 鹿角サイトでは,1972年以降に林間放牧が導入され,林床植生が継続的な抑制を受けて,林内外に稚幼樹が多く蓄積したと推測された。固定調査区でカウントした稚樹の99年秋までの1年間の変動を把握した。スギ林区では全数の15.3%が減で,うちスギ稚樹は小さな個体がかなり枯死して21.3%減,ブナ稚樹は9.7%減であった。ブナ林区では全数の3.9%が減で,うちブナ稚樹は9.1%減,イタヤカエデ稚樹は7.2%減,ミズナラ稚樹は新発生があり2.0%増であった。北上サイトでは,放牧利用履歴のある落葉広葉樹二次林で優占する樹種が,風媒花・風散布型種子・短い結実間隔といった繁殖特性をもつ早生で陽樹的なシラカンバ型であった。 |
カテゴリ | かえで 経営管理 繁殖性改善 |