課題名 | 都市近郊林における生物相の管理法(669) |
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課題番号 | 596 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
多摩・(主研) |
研究期間 | 継7~10~(12) |
年度 | 2000 |
摘要 | 島状に孤立した都市近郊林内に生息する野生動物相の実態と他種間との生態的関係を解明する。都市林近辺では公園、校庭、ゴルフ場などからモグラの被害防除ニーズが高くなってきている。そこで「モグラ塚」の生態的意味を調査した。日本固有種であるアオゲラの繁殖状況を調査した。1)アズマモグラのモグラ塚の多くは樹冠の広がりと一致している。また樹冠がない場合には、伐根がのこっている場合が多い。これは餌となるミミズが多いからであろう。モグラ塚の形成時間は4時間行動、4時間休息の8時間を1サイクルにしている。1日24時間を3サイクルとしている。2)アオゲラの繁殖行動では、隣接する公園のサクラ樹と民家の軒下に繁殖を行った。公園の繁殖個体は前の年に多摩試験地内で繁殖した雄であった。繁殖行動では造巣行動の70%ほどを雄が分担していた。 |
カテゴリ | 病害虫 管理技術 さくら 中山間地域 繁殖性改善 防除 |