シダ群落の土壌保全機能の解明(725)

課題名 シダ群落の土壌保全機能の解明(725)
課題番号 639
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 関西・防災研
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 根茎の分布調査によりコシダ,ウラジロは地表部根系が集中し,ワラビは深さ5cm以上の箇所に放射状に根茎を分布することが分かった。抗張力試験機を用いてワラビ根茎の切断面直径と最大抗張力の関係を求めたところ,ワラビ根茎の切断面直径と最大抗張力の関係は関数によって回帰され,平均最大抗張力は9.26kg・fと高いことが分かった。根茎の分布密度によっては土層の安定や侵食防止に寄与する可能性も考えられた。ワラビを苗畑に植え付けた結果, 20cm以上の根茎を植え付けた場合に葉の発生数は自生地の発生数と同程度となり,地下部現存量についても増加が認められ、繁殖には20cm以上の根茎が必要なことが分かった。ワラビ被覆量の季節変化を求めるため,山火事跡地において毎月1回,葉長測定と枯死体の回収を行った。現存量は葉長による推定式から推定し,枯死体量は枯死からの経過日数による重量残存率の推定式から推定を行った。被覆量の推定の結果,現存量による被覆が失われる冬期にも,枯死体の蓄積によって約300g/m2以上の枯死体が地表を被覆していると推定された。人工降雨装置による土壌保全機能の評価を行ったところ,約300g/m2以上の被覆量によってワラビ群落の土壌侵食はほぼ抑制されると考えられた。また画像解析の結果,この抑制は被覆面積の増加に伴う雨滴エネルギーの減衰によるものと考えられた。
カテゴリ 繁殖性改善 わらび

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