課題名 |
被害発生過程におけるシカ等の生態・行動パターンの解明(832) |
課題番号 |
729 |
研究機関名 |
森林総合研究所
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研究分担 |
九州・鳥獣研
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研究期間 |
継10~13 |
年度 |
2000 |
摘要 |
被害情報データベースを作成するため民有林・国有林における被害動向を把握しその特徴を明らかにした。シカ被害調査のためのチェックシートを作成し,九州森林管理局,森林開発公団九州事務所,各県の林務課を通じて造林地における被害発生状況を調査した。チェックシートは調査した造林地の位置図とともに各機関を経由して九州支所に回収された。総計で1573件の被害情報が収集された。これらの内チェックシートの回収率の高かった福岡,熊本,大分,宮崎県内に位置する造林地968カ所について集計した。被害は459カ所で発生し,全体の47.7%を占め,調査地域内のシカ被害がきわめて深刻な状態にあることを示していた。この内,何らかの防除策を講じたにも関わらず被害が発生していたのは231カ所(23.9%)であった。一方,防除策を講じていないにも関わらず被害が発生していない造林地が349カ所(36.1%)あり,被害発生状況が二極分化する傾向が見られた。
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カテゴリ |
病害虫
亜熱帯
害虫
管理技術
シカ
データベース
防除
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