課題名 | 火山地域における土砂移動発生機構の解明(851) |
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課題番号 | 749 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
九州・防災研 |
研究期間 | 継5~10~(14) |
年度 | 2000 |
摘要 | 雲仙普賢岳周辺域における降雨時の表面流発生を予測する指標を得るため、噴火堆積物の表層において簡易浸透能試験を実施した。表層堆積物の浸透能値は、砂質の火砕サージ堆積物で最も高く、ついでシルト質の降下火山灰、淘汰の悪い火砕流堆積物の順に低くなっていた。噴火開始時に斜面を被覆することによって土石流発生の原因となっていた細粒な降下火山灰の堆積域では、火山灰供給の減少とともに落葉の混入や植物根茎発達等によって浸透能が回復していたが、健全な林地での浸透能値よりはまだ低い値となっていた。二次移動によって細粒火山灰が集積した箇所等では、豪雨時に表面流発生の可能性が残っているものと推察された。 |
カテゴリ | 亜熱帯 管理技術 経営管理 |