課題名 | 山地斜面流域における土砂礫堆積機構の解明(852) |
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課題番号 | 750 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
九州・防災研 |
研究期間 | 継8~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 雲仙普賢岳周辺斜面の浸透特性を把握するため、堆積物表層の飽和透水試験を行った。試験には、火砕流堆積地、ヒノキ林地、広葉樹林地の試料と新生火山灰を火砕流堆積物に被覆した試料を用いた。その結果、新生火山灰被覆試料の飽和透水係数は、火砕流堆積地より小さい値を示し、新生火山灰が地表を覆うと、透水性の低下が認められた。ヒノキ林地、広葉樹林地の火山灰層の飽和透水係数は、新生火山灰被覆試料より大きい値を示した。これは、林地の火山灰層にリターが混入して孔隙が多い堆積構造になったためと考えられた。堆積物表層の浸透に係わる堆積構造を具体的に明らかにするためには、火山灰堆積構造解析装置が必要である。 |
カテゴリ | 亜熱帯 管理技術 経営管理 |