土壌有機物の分解及び物質循環に関する観測研究(858)

課題名 土壌有機物の分解及び物質循環に関する観測研究(858)
課題番号 757
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林環境・土化研
研究期間 完2~11
年度 2000
摘要 熱帯季節林地域における物質循環様式と循環のプロセスを制御する土壌条件の解明を中心に観測した。有機物分解の指標となる土壌呼吸は,雨季に高く,乾季に低下した。この傾向は土壌の水分状態とのみ相関が見られた。年間に土壌表面から放出される炭素フラックスは,天然林で19 tonC/ha,チーク林で13 tonC/haと推定された。微生物による酵素活性は土壌水分土壌水分とともに,落葉の供給や堆積状況も活性を支配する重要な要因であった。植生の違いは特に,外生・内生菌根菌などの高等菌類の組成を変化させた。草地やチーク林では内生菌根優先,天然林や二次林は外生菌根優先。また外生菌根菌は植生の劣化に伴い多様性が減少した。熱帯季節林のバイオマスは熱帯降雨林より少ないが,土壌中の養分蓄積量は多く,土壌の生産力は高かった。天然林,二次林に比較し,草地の養分蓄積は少なく天然更新では今後のバイオマス蓄積は期待できない。チークなどの人工林は地上部バイオマス増に貢献する。荒廃地へのチーク植林により地上部バイオマスは増加するが,回転率の遅い土壌有機物の増加にはすぐには結びつかず,荒廃地土壌の回復には今後さらに時間を要する。以上の成果は国際会議等での発表や科技庁データーベースを通じて普及を図った。(1-1-2)
カテゴリ

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる