東北アジアにおける担子菌類の分類および種の多様性の解明(870)

課題名 東北アジアにおける担子菌類の分類および種の多様性の解明(870)
課題番号 770
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 北海道・樹病研
研究期間 完7~9~(11)
年度 2000
摘要 中国東北部および北海道に発生する主要な立木腐朽性の担子菌類について、生物学的種の異同を比較・検討し,北方系腐朽菌フローラの多様性を解明するため,中国東北部の黒竜江省小興安嶺・吉林省長白山において立木腐朽性の担子菌類の調査を行った。小興安嶺涼水のチョウセンゴヨウを主とする針広混交林では約50種,長白山山麓では,84種のヒダナシタケ類を中心とした木材腐朽性担子菌類を確認した。これらはほとんどが北海道の天然性針葉樹林に生息する腐朽菌類と共通であった。しかし一年生の子実体を形成する腐朽菌類では,わずかな時期や気象条件の違いによって出現頻度に差が出ることが明らかになった。ツリガネタケ大形・小形タイプ間の交配試験を行ない,中国と北海道産間でも同じ形どうしでは交配するが,大形と小形の交配は不和合で生物学的に別種である可能性が高いと考えられた。また大形タイプと小形タイプでは,温度特性や耐寒性などの培養的性質に違いがあった。一方ツガサルノコシカケは,すべての産地間で交配が可能であった。中国産および日本産のツリガネタケ大形・小形両タイプからDNAを抽出し,RAPDバンドパターンを比較したところ,両タイプ間で違いが見られ,交配試験を支持する結果が得られた。
カテゴリ 耐寒性

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