モモ果実の果肉軟化機構の解明(145)

課題名 モモ果実の果肉軟化機構の解明(145)
課題番号 136
研究機関名 果樹試験場
研究分担 栽培・栽培生理研
研究期間 継9~12
年度 2000
摘要 モモは、独特の柔らかい肉質が好まれるが、軟化の進行が速く日持ち性が悪いため、軟化の制御が重要な課題となっている。そこで、軟化制御に関わるタンパク質として近年注目されているエクスパンシンをコードする遺伝子(PchExp1)をモモ成熟果から単離し、解析を行った。PchExp1の発現量は果実の成熟に伴って上昇した。また、成熟に関わる植物ホルモンであるエチレンを果実に処理することにより急速に発現が誘導されたが、収穫後の軟化速度の異なる品種間で遺伝子発現量の差は認められなかった。これらのことから、エクスパンシンは果実の成熟に関連するものの、軟化は本遺伝子の発現のみでは制御されていないものと考えられた。
カテゴリ 品種 もも

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