課題名 | 低温要求等生体反応の解明(174) |
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課題番号 | 169 |
研究機関名 |
果樹試験場 |
研究分担 |
栽培・気象生態研 |
研究期間 | 継9~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | ア 自発休眠の導入・覚醒機構の解明と予測モデルの開発0℃以下の低温の自発休眠覚醒に対する有効性と高温の自発休眠進行阻害効果とを検討した。ナシ、モモに-6℃処理をした実験によって-6℃は自発休眠覚醒に対して無効であることを示した。-3℃の有効性はナシでは6℃の半分から3分の1程度、モモで2分の1程度と考えられた。一方、高温による阻害効果は18℃では認められなかった。イ 自発休眠覚醒に関する生理反応の解明日本ナシ花芽の自発休眠覚醒に関する生理反応を解明するために、自発休眠と過酸化水素の関係について検討した。日本ナシ花芽の自発休眠覚醒モデルから推定した自発休眠覚醒期は、12月26日であった。過酸化水素は自発休眠覚醒過程をとおして増加し、覚醒後に急速に減少した。このような結果から、自発休眠覚醒は過酸化水素の増加と密接に関係しているものと考えられる。 |
カテゴリ | 環境制御 日本なし もも |