ツマグロヨコバイ耐虫性遺伝子の機能の解明（６３）

• 課題番号: 62
• 研究機関名: 北陸農業試験場
• 研究分担: 水田利用・虫害研; 地域基盤・遺伝解析研
• 研究期間: 継１０～１２
• 年度: 2000
• 摘要: 複数の耐虫性遺伝子導入系統を加害するツマグロヨコバイのバイオタイプの選抜を試みたところ、耐虫性遺伝子Ｇｒｈ１とＧｒｈ２、Ｇｒｈ１とＧｒｈ３、Ｇｒｈ２とＧｒｈ３を同時に加害できるバイオタイプが得られた。しかし、Ｇｒｈ２とＧｒｈ４を両方持つ中母農６号を加害するバイオタイプは得られなかった。この耐虫性準同質遺伝子系統の圃場における耐虫性の変動を調べたところ、Ｇｒｈ２の単独では耐虫性が不安定であり、Ｇｒｈ４はまったく耐虫性を示さなかった。しかし、Ｇｒｈ２とＧｒｈ４を両方持つ系統では強い耐虫性を示すので、遺伝子の相乗効果が顕著であった。
• カテゴリ: 害虫 管理技術 水稲 低コスト 良食味