課題名 | 低湿重粘土地帯向き耐湿性大豆育種素材の選抜と耐湿性機構の解明(128) |
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課題番号 | 121 |
研究機関名 |
北陸農業試験場 |
研究分担 |
水田利用・(上席) |
研究期間 | 継11~13 |
年度 | 2000 |
摘要 | 耐湿性育種素材を選抜するため、日本の在来種を中心に120系統を重粘土水田に栽培し、耐湿性の系統間差を検討した。湿潤処理として、圃場の周囲に畦畔と明渠を巡らし、播種後4週から9週間にわたり株元まで湛水を行った。湛水処理により、根粒の発達と根の伸長が阻害され、葉色は淡く経過し、早期落葉や着莢数減少が顕著であった。湿害の発生程度には大きな差が現れ、耐湿性が強と推察される系統が認められたが、微妙な圃場の高低差等による生育の違いが生じ、耐湿性系統の確定には複数年の供試が必要である。湛水による減収率は湿潤区の茎重と相関が高く、栄養生長量の減少が収量に大きく影響していると考えられた。 |
カテゴリ | 育種 管理技術 湿害 水田 耐湿性 大豆 播種 |