栄養繁殖性熱帯作物遺伝資源の特性評価と長期保存法の確立(123)

課題名 栄養繁殖性熱帯作物遺伝資源の特性評価と長期保存法の確立(123)
課題番号 132
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 沖縄・国際共同
海外情報・国際情報官
研究期間 完4~11
年度 2000
摘要 サツマイモを含む6種の作物遺伝資源を長期保存するために、茎頂を材料としたガラス化法による超低温保存条件について検討した。供試した6種すべての作物の生存率は、処理する茎頂の大きさ、育成条件及び発達段階によって大きく異なることが明らかとなった。一方、ガラス化処理に対する耐性には大きな作物間差が認められ、耐性の弱いものではガラス化の処理温度、時間等の脱水条件を十分に検討することが重要と考えられた。タロ、バナナ及びシロギニアヤムについては茎頂の超低温保存に有効なプロトコールを確立できたが、サツマイモ及びイモジソはガラス化処理に対する感受性が極めて高く、安定した高い生存率を得ることが困難であった。特性評価についてはサトウキビ及びヤーコンを中心に検討した。サトウキビの生長特性を詳細に検討した結果、比葉面積(SLA)と初期生長との間には強い相関があり、大きなSLA値を示す遺伝資源を品種育成に活用することで初期生長の良好な品種を育成できるとが示唆された。サトウキビのスクロース含量の高い系統ではスクロースリン酸シンターゼ(SPS)の活性が高いことが明らかになり、SPS遺伝子は13種検出された。南米産ヤーコン品種間の乾物当たりの成分糖種別含量と全糖含量を比較検討し、オリゴフラクタン含量の高い優良系統を選抜した。
カテゴリ 遺伝資源 管理技術 さとうきび バナナ 繁殖性改善 品種 ヤーコン

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