課題名 |
暖地水田作における主要雑草の発生・生育予測と除草剤低減技術の開発(102) |
課題番号 |
99 |
研究機関名 |
九州農業試験場
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研究分担 |
水田利用・雑草制御研
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研究期間 |
完7~11 |
年度 |
2000 |
摘要 |
環境調和型農業を推進するため,水稲栽培における除草剤使用量の低減を図る。その方策として,雑草発生予測法を開発し,予測に基づいた必要最小限の除草剤使用を可能とする防除マニュアルを作成する。そのため暖地における主要水田雑草(ヒエ類,イヌホタルイ,コナギ)の発生生態の解明を進めるとともに,水稲移植栽培における作期と雑草発生消長との関係を解明し,精度の高い雑草の発生生育予測技術を開発する。さらに,使用量の低減を目的とした除草剤の利用技術について検討し,発生予測法との結合を図る。異なった作期の水田で調査した雑草発生消長の特徴から,代かき以降の日平均気温を用いた雑草発生予測法を開発した。草種別,発生始期と発生終期別の下限値以上の日平均気温を積算し,その積算値が一定以上となった翌日を発生始期あるいは発生終期とする。予測した発生始期から終期までの期間を雑草発生期間とし,除草剤の効果の持続期間との対比によって,使用可能な除草剤の種類と処理量の組み合わせを判定する。使用可能なものの中から環境負荷量を考慮して選定することで,環境保全に役立てる。
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カテゴリ |
病害虫
雑草
除草剤
水田
水稲
生育予測
低コスト
ひえ
防除
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