| 課題名 |
ダイズカメムシと卵寄生蜂の相互作用(305) |
| 課題番号 |
286 |
| 研究機関名 |
九州農業試験場
|
| 研究分担 |
地域基盤・害虫生態研
|
| 研究期間 |
完8~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
天敵卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチは,羽化した寄主種に関わりなくホソヘリカメムシ卵にはすべての雌蜂が寄生したが,イチモンジカメムシ卵には,ホソヘリ卵から羽化した雌蜂の約15%が,イチモンジ卵から羽化した雌蜂の約44%が産卵し,寄主種に対する選好性を有することが明らかとなった。これら2種カメムシ卵での本寄生蜂の発育日数や寿命,羽化数,性比はその差が小さかったが,死亡率はホソヘリ卵で低く,蔵卵数はホソヘリ卵から羽化した雌蜂で多く,本寄生蜂のホソヘリ卵に対する選好性は適応的であることが明らかとなった。本寄生蜂は,イチモンジ卵でのTelenomus triputusとの種間競争において,寄生の順序や間隔に関係なく,競争に勝ち羽化することが明らかとなった。さらに,本寄生蜂は,ホソヘリ卵よりもイチモンジ卵でドラミング開始までの時間が長かった。また,卵表面を洗浄した液を塗布したガラスビーズで雌蜂の反応率が高くなったことから,本寄生蜂の寄主カメムシ卵の認知・受容に卵表面の化学物質が関与していることが明らかとなった。以上の結果から,本寄生蜂は寄主として好適なホソヘリ卵に選好性を有し,卵表面の化学物質によって寄主種を識別し産卵することが明らかとなった。
|
| カテゴリ |
病害虫
害虫
カメムシ
大豆
防除
|