課題名 | 東北沿岸域における水温変動の実体解明(47) |
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課題番号 | 34 |
研究機関名 |
東北区水産研究所 |
研究分担 |
海洋環境・海動態研 |
研究期間 | 延8~10~(11)~(12) |
年度 | 2000 |
摘要 | 10、11年春・秋季に宮城県~茨城県の近海域において調査船でCTD観測を海底直上まで実施して、中~底層の水塊分布を調べるとともに、親潮水と黒潮水の等密度面上での混合比を計算した。宮城県沖の観測線では海面から海底まで親潮水が優勢であったが、福島県沖では200m以浅及び沖側700m以深で黒潮水の張り出しが強くなり、茨城県北部沖では200~700m深の海底斜面を中心に親潮水が取り残されていく様子が認められた。この結果から、大陸斜面上を南下してきた親潮水が、黒潮水及び暖水塊と接し、それらの境界から混合が進行することを示した。これらの水塊構造の年々変動を解析し、その定常性を検討するため、研究期間を12年度まで延長する。 |
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