課題名 | アワビ類の初期生態と生残機構に関する研究(54) |
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課題番号 | 40 |
研究機関名 |
東北区水産研究所 |
研究分担 |
水産業研究・沿岸資源研 水産業研究・沿岸資源研 |
研究期間 | 継11~13 |
年度 | 2000 |
摘要 | エゾアワビ及びニュージーランド産ヘリトリアワビの成長に伴う歯舌の構造変化を詳細に調べた結果、これまでの研究で特定された3回の大きな餌料転換期に対応する変化が認められた。殻長1mm前後に、歯舌の構造が粘液等をすくい取るのに適した構造から基質に固着する珪藻等を剥ぎ取るのに適した構造へと変化し、殻長2~3mmにはより大型の海藻を摂餌するために適した構造へと変化した。殻長2mm前後には、大型海藻を分解するための消化酵素活性が増加することがすでに明らかになっており、この時期に微細藻食から海藻食への転換が始まることがほぼ明らかとなった。 |
カテゴリ | 効率的生産技術 |