稲作における低コスト・技術集約型栽培管理法の開発(24)

課題名 稲作における低コスト・技術集約型栽培管理法の開発(24)
課題番号 22
研究機関名 農業研究センター
研究分担 プロチーム・プロ3
研究期間 完5~10~(11)
年度 2000
摘要 大規模水稲作経営における労働生産性及び水稲直播栽培の安定化を目的とし、生産管理の高性能化、生産資材等のハンドリング及び栽培管理技術を改善し、技術集約型の大規模水稲生産システムの開発を進めた。具体的には、発芽苗立ちの安定、浮き苗及び鳥害防止のために、耕うんと同時に算盤玉状の作溝器で溝を造り、その溝底に播種する作溝播種法による高精度乾田播種技術を開発した。また、水稲の倒伏防止と雑草防除のため、乗用管理作業機利用による機械除草と培土を同時に行う技術を開発した。この技術は水稲の生育途中で培土することにより除草効果があるため、除草剤の低減が可能となるとともに、水稲は倒伏しにくくなるため、倒伏に弱い品種の栽培も可能となった。乾田直播における畦畔の漏水防止技術では、小型トラクターでも利用可能な畦畔板埋設装置を試作し、12年度から市販する。また、農薬・肥料の運搬、補給等の生産資材のハンドリングを改善するため、管理作業、とくに防除作業技術では乗用管理機の走行速度に連動した散布装置を開発するとともに農薬の少量散布技術を開発した。このように播種、管理作業を含めほぼ初期の目的を達成したが、作溝播種時の土壌によっては、播種溝の崩壊で出芽不良となるなどの問題点が残されている。
カテゴリ 病害虫 肥料 乾田直播 経営管理 栽培技術 雑草 直播栽培 出芽不良 除草 除草剤 水田 水稲 鳥害 低コスト 農薬 播種 品種 防除

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