課題名 | 新形質大麦の生理作用における植物ホルモンの役割の解明(41) |
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課題番号 | 30 |
研究機関名 |
農業研究センター |
研究分担 |
生理品質・麦栽生理研 |
研究期間 | 完9~11 |
年度 | 2000 |
摘要 | 本研究は、矮性や閉花受粉性などの有用形質の発現に関する植物ホルモンの役割についての基礎知見を得、これを応用する技術につなげることを目的としておこなった。矮性に関しては、新規に作成された優性遺伝を示す矮性大麦の矮性が不活性型ジベレリンの蓄積に起因することを明らかにした。閉花受粉性については、閉花受粉性が花を構成する一器官である鱗被の形態と密接に関連していることを明らかにした。また、オーキシンが開花に関わっていることや、ジャスモン酸類の処理により開花が抑制されることを明らかにした。本研究により得られた大麦の開花に関する基礎的な結果をもとに、大麦の開花制御方法を開発するための研究を12年度新規課題として開始している。 |
カテゴリ | 大麦 栽培技術 受粉 水田 低コスト |